サイディングには縦張り横張りがある!どちらが良いの?

建物を建築するとき、その外観は重要なものになります。

特に、アパートなどは見た目の美しさが入居率にも関係してきます。

今回の記事では、外壁素材のひとつであるサイディングについてお話しします。

サイディングはデザイン性も良く、縦張り横張りの違いによっても雰囲気を出すことが出来ます。

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外壁材のひとつ『サイディング』

サイディングは外壁素材のひとつで、セメント質と繊維質を原料に作られた外装材を壁に貼る工法です。

その外装材はサイディングボードともいわれ、板のような形状をしています。

建物の骨格に合わせてサイディングを貼り付け、シーリング材で繋いでいきます。

木造住宅の外装材は、大きく分類すると「モルタル」と「サイディング」の2つに分類されます。

以前ですとモルタルが主流でしたが、ここ10年ほどは新築の外装にサイディングを施す割合が高くなりつつあります。

サイディング外壁は近年進化を続けており、デザインの多様性や高耐久サイディングなども登場しています。

この先、さらに進化を続けるものと考えられます。

ところで、サイディングは板状の外装材を外壁に貼っていきます。

板状のため、縦張り横張りどちらの張り方もできるとされています。

その時に、縦張り横張りのどちらが良いのかを気にされる方もいます。

それも含めて、サイディングの利点や欠点などを見ていきましょう。

豊富なデザインが魅力!縦張り横張りでも変化を楽しめる

近年サイディングの機能は、グンと上がっています。

数年前と比べても、デザイン性・耐久性・機能性すべての機能において良くなっています。

サイディングの利点を見てみましょう。

●耐火性能

標準14㎜の厚さになっており、耐火性能を持ちます。

●品質

JIS規格によってその品質が認められています。

●コスト

サイディングは工場で製造され、完成品として現場に納入されます。

現場での施工が少なくなるため、コストを抑えることができます。

●デザイン性

さまざまな色を再現するプリント性能が向上し、表面のでこぼこと柄をマッチさせて本物に近い質感を表現できるようになりました。

サイディングの利点はいろいろありますが、中でも「コスト」と「デザイン性」は施主から見ると大きな利点になります。

また、サイディングは縦張り横張りによっても建物の雰囲気を変えることができます。

このような理由から、外壁にサイディングを選ぶ施主が増えているのです。

サイディングの種類は色だけでなく質感も豊富

サイディングのデザインがどれだけ豊富なのか、ここでご紹介します。

●色

・白系…どのようなデザインにも合わせることができます。
・黒系…淡色と組み合わせるとアクセントになり、シックな雰囲気の住宅におすすめです。
・グレー系…コンクリート打ちっぱなしのようなモダン住宅の雰囲気になります。
・茶系…ウッドのようなナチュラルな雰囲気を出してくれます。
・ベージュ系…土壁のような落ち着いた色合いです。

その他、カラフルな色調もアクセントに使われることがあります。

●柄

・石積調…石を横積みにしたようなデザインです。

大きめの石積は洋風になり、細い石積は和風の雰囲気になります。

・レンガ調…ヨーロッパの住宅のような外観に仕上げることが出来ます。

・タイル調…同じく海外の住宅のような雰囲気になります。

・木目調…一部にアクセントとして木目のサイディングを使うのが人気です。
木目があると落ち着いた雰囲気にすることができます。

・ボーダー調…シンプルなスタイルの住宅によく使われます。

・塗り壁調…こちらは無地ですが、シンプルにすっきりと仕上げたいときに使います。

サイディングは縦張り横張りできるものもありますが、メーカーが横張り用としているものもありますのでデザインによっては注意してくださいね。

サイディングの素材は4種類

続いて、サイディングの素材についてお話しします。

サイディングの素材は4種類あります。

それぞれの特徴を見てみましょう。

●窯業系

窯業は外装のシェア70%を占めています。

窯(かま)を使って作られるため、窯業(ようぎょう)と呼ばれています。

窯業系サイディングの主な原料はセメントです。

セメントを成型・養生・切断・塗装してサイディングが作られます。

多くのシェアを占めるだけあり、自信に強く耐火性・耐久性・デザイン性に優れ、施工性も高いサイディング素材となっています。

メンテナンスも楽で工期も短くて済むため、主流な外壁材として多く使われています。

最近では性能がさらに進化し、長期間塗装をせずに済むという特徴を持たせたサイディング商品も登場しています。

●木質系

天然木に塗装を施したサイディングです。

天然木を使っているため木造の雰囲気を強く出すことができ、経年による色合いの変化を楽しむことができます。

しかし、天然の木を材料に使っていることから、耐火性や防汚性が低くなっています。

近年では不燃処理を施した製品が増えましたが、定期的なメンテナンスが必要です。

●樹脂系

塩化ビニル樹脂製のサイディングです。

耐久性・耐塩害性・耐冷害性・耐候性に優れているため、寒冷地で普及が進んでいます。

軽量で運搬が容易であることや再塗装が不要であることが、利点として挙げられます。

●金属系

成型された金属板と裏打材で構成されます。

軽量で断熱性・防音性に優れ、耐水性や耐久性も高いです。

このように、サイディングはたくさんの素材やデザインから選ぶことができます。

建物の雰囲気をどのようにしたいのかを決めてから、サイディングの種類・色、縦張り横張りにするのかを決めると良いでしょう。

欠点はシーリング材…縦張り横張りに関わらず気を付けよう

ここで、サイディングの欠点についても触れておきましょう。

まずは、在来工法であるモルタルと比較してみます。

●耐火性能…サイディングもモルタルも同程度。

●品質…サイディングは工場で製造されるため均一だが、モルタルは職人の技術に左右される。

●施工性…サイディングは容易、モルタルは左官工事と塗装工事が必要になる。

●コスト…モルタルは現場での作業が必要になるため、コストがかかる。

●デザイン性…モルタルは塗料によってデザインを変えることもできるが、種類は豊富ではない。

モルタルと比較してみてもサイディングの方が利点が多く、まるで欠点がないかのようです。

しかし、サイディングにも欠点があります。

それはメンテナンスです。

サイディングの品質は向上していますが、サイディングの外装は付帯材に大きな影響を受けます。

サイディングは、ジョイント部にシーリング材を使用しますが、このシーリング材の耐久年数が低いのです。

シーリング材の劣化は防水性に影響を及ぼします。

つまり、雨漏りになってしまうのです。

サイディングの外壁は目地や窓周りのシーリングの打ち替えが必要になり、一般住宅であったとしてもコストがそれなりにかかります。

概算ですが、20万円程度と考えておいた方が良いでしょう。

縦張り横張りどちらもメンテナンスは必要ですが、縦張りの方がシーリングの箇所が少ないため、あえて縦張りを選ばれる方もいるようです。

縦張り横張りどちらが良い?

サイディングには縦張り横張りがあるということをお話ししました。

デザイン的に横張りを選ばれる方が多いようですが、縦張りにも利点があります。

前項でお話ししたシーリングの箇所が少ないことです。

将来的なメンテナンスを考えると、シーリングの箇所が少ない方がコストがかからずに済みます。

また、防水面でも縦張りの方が良いといわれます。

雨水が溜まらず、流れ落ちるためです。

横張りですと上下の接続部に雨水が溜まることが考えられます。

また、縦張りの方が建物の変形に追随するともいわれます。

しかし、縦張りは横張りよりもレベルの高い施工を求められます。

その点については工務店とよく相談することをおすすめします。

サイディングはデザイン性だけでなく、さまざまな利点を持つ外壁材です。

デザイン性や施工性をよく吟味して、建築計画を立てましょう。

多くの利点があるサイディング

外壁材のひとつであるサイディングについてお話ししてきました。

サイディングだけでもたくさんの種類の素材やデザインがあることがわかりました。

また、縦張り横張りとどちらでもできるので、建物の雰囲気に合った方を選ぶことが出来るというのも嬉しいですね。

建物を建築する際には、ぜひ参考にしてみてください。