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軽量鉄骨造は遮音性が低い?音対策するには何が有効か?

2018.12.18

一般的な建物の構造と言えば、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」が主な種類です。

木造と鉄筋コンクリートの中間にあたる構造が「鉄骨造」です。

鉄骨造は「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類がありますが、ここでは「軽量鉄骨」に注目していきます。

軽量鉄骨は、鉄筋コンクリート造に比べると遮音性が低い構造ですので、その対策もご紹介します。

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木造の物件は遮音性が低いので音対策が必要!

一般的なアパートやマンションの構造としては主に、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」があります。

それぞれにメリット・デメリットがありますのでみていきましょう

まずは、木造についてです。

木造の建物のメリットとしては、「家賃が安い」「通気性が高い」「柱が出っ張らない」という点が挙げられます。

木造の建物は、他の構造に比べて建設費用が安いため、家賃の設定が安くなることが多いです。

通気性が高く、湿気や熱がこもりにくいので、夏は部屋が暑くなりにくく、冬は結露が発生しにくという特徴があります。

また、軽量鉄骨造・重量鉄骨造・鉄筋コンクリート造と違い、柱が出っ張ることがないので、家具のレイアウトがしやすいというのも木造のメリットの一つです。

木造のデメリットとしては、「遮音性が低い」「気密性が低い」「害虫が発生しやすい」「古い場合は火がまわりやすい」という点が挙げられます。

特に遮音の面に関しては、日々の生活に直結する問題になります。

通気性が良いということは、裏を返せば遮音性・気密性が低いということに繋がります。

そのため、木造のアパートやマンションの場合は、他の人の生活音を聞かないためにも、自分の生活音を聞かせないためにも音に関する対策が必要になります。

鉄筋コンクリート造(RC造・SRC造)は遮音性に優れている

一般的な建物の構造である鉄筋コンクリート造は、最も耐火性・耐久性・耐震性に優れています。

鉄筋コンクリート造には、「RC造」と「SRC造」があります。

まずRC造ですが、「Reinforced Concrete」の略で「鉄筋によって補強されたコンクリート」という意味合いがあります。

柱や梁などの骨格部分を造る際に、鉄筋を配置してそこにコンクリートを打ち込んでいるのです。

そのため、鉄筋の性質とコンクリートの性質の違いが、お互いの弱点を補い合い、高い耐久性を生み出しています。

一方SRC造は、「Steel Reinforced Concrete」の略で、RC造に鉄骨造が入っているのが特徴です。

鉄骨造のしなやかさと、RC造の耐久性を併せ持っているのです。

木造・軽量鉄骨造・重量鉄骨造と比べると、遮音性に優れているのも鉄筋コンクリート造の特徴です。

音の対策が必要ない可能性が高いです。

デメリットとしては、「熱伝導率が高い」ということと、「家賃が高い」という点が挙げられます。

熱伝導率が高いということは、冷暖房効率が悪くなり、冷暖房費がかさみやすくなります。

また、特にSRC造では家賃が高くなる傾向にありますので、SRC造で物件をお探しの方は頭に入れておくと良いでしょう。

鉄骨造(軽量鉄骨造・重量鉄骨造)は音対策が必要な場合も多い

木造と鉄筋コンクリート造の中間的な位置付けであるのが「鉄骨造」です。

鉄骨造は、骨組みに鉄骨を利用した構造を指します。

あらかじめ工場で主要部材を組み立てることが一般的なので、現場での工期が短く、コストが抑えられるのが特徴です。

そのため、鉄筋コンクリート造に比べると比較的、家賃が低く設定されています。

気になる遮音性ですが、鉄筋コンクリート造と比べるとその性能は劣りますが、木造と比べると少し高いと言われています。

木造に比べて、鉄骨造の方が強度があるので壁や床を厚くすることが出来、そのため遮音性が少し上がるのです。

そんな鉄骨造ですが、「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2つに分けられます。

使用される鋼材の厚みが6ミリを超えると「重量鉄骨」と呼ばれ、大規模な建物で使用されることが多いです。

一方、鋼材の厚みが6ミリ未満の薄いものは「軽量鉄骨」と分類されます。

ハウスメーカーの注文住宅や賃貸物件の多くは、この軽量鉄骨で作られています。

軽量鉄骨のメリットとしては、耐用年数が木造よりも長いことや、初期費用が安いので家賃を安く設定出来ることなどが挙げられます。

軽量鉄骨のデメリットとしては、やはり鉄筋コンクリート造と比べると遮音性が低いことが挙げられます。

生活音に関する対策をしなければならない場合もあるようです。

出来るだけ他の入居者の生活音を聞かないためにも、また自分の生活音でトラブルにならないためにも、音の対策を講じていきたいものですよね。

ここからは、入居を決めるに前にチェックしておきたい音に関するポイント、そして入居してから出来る音対策についてみていきましょう。

特に軽量鉄骨では遮音性が低い!入居を決める前にチェックしておきたいポイント

すでに入居している物件において、生活音などの問題がある場合には、何かしらの対策が必要です。

しかし、これから入居する物件を決めるという方は、音に関して入居前にチェックしておきたいポイントをおさえて静かに過ごせる物件を選びましょう。

そもそも、なぜアパートやマンションで他の人の生活音が聞こえてくるのでしょうか。

音の伝わり方には、「固体音」と「空気音」の2つがあります。

固体音は、建物の構造内部を通って伝わる音で、空気に触れた瞬間に空気音となり響いていきます。

この固体音が発生する原因としては、床や壁に直に触れているスピーカー・空調・トイレの排水・エレベーターなどが考えられます。

一方、空気音はその名前の通り空気を伝わって聞こえてくる音で、隣の部屋の音楽や話し声がこれに該当し、比較的防ぎやすい音の種類です。

遮音性のポイントとなるのは壁や床の「厚み」です。

これらの音が伝わりにくいのは、やはり鉄筋コンクリート造です。

ただし、鉄筋コンクリート造であってもしっかりとした遮音性があるのは、隣の部屋との壁の厚みがある物件です。

鉄骨造においては、軽量鉄骨造よりも重量鉄骨造の方が遮音性があります。

鉄骨造の物件に入居を考えている方は、重量鉄骨造かどうかが一つのポイントです。

また、鉄骨造においても壁の厚みが重要です。

どの構造の物件を選ぶ際にも、壁の厚みをチェックするようにしましょう。

周辺の家賃相場よりも安い物件は、壁が薄いということも考えられますので注意が必要です。

木造や軽量鉄骨に限らず入居を決める前に考えるべき音対策とは?

遮音性の高い物件を選ぶためには、壁の厚みは重要なポイントです。

遮音性の高い構造で出来ていて、なおかつ壁の厚みがしっかりしている物件であれば周りの生活音が聞こえにくくなるはずです。

しかし、アパートやマンションの音に関する問題は、建物内部の生活音だけではありません。

忘れてはいけないのは、その建物の周りがどんな環境にあるのかということも、静かに暮らすためには重要なポイントです。

〇近くに幹線道路・駅・学校などがある

〇過去に騒音トラブルがあった

〇ペットを飼っている人・子供がいる人が多い

〇ゴミ捨て場や郵便受けなどが汚い

以上のような条件に当てはまっている場合には、その物件が騒音が起きやすい環境にあるということが言えるでしょう。

ゴミ捨て場の汚さは一見すると音とは関係ないことに思えますが、住んでいる人の生活水準や管理会社が機能しているかをチェックできる項目です。

音を含む様々なトラブルが起きやすそうか、トラブルが起きたときに管理会社はきちんと対応してくれるのかチェックしておきましょう。

建物自体の遮音性を考えて、木造や軽量鉄骨造を避けることよりも、上記のような環境にある物件を選ばないことも音対策としては重要な場合もあります。

軽量鉄骨造物件にもおすすめな音対策

現在、周りの生活音でお悩みの方や、自分の生活音が周りに聞こえていないか不安な方もいると思います。

木造や軽量鉄骨造の物件でもおすすめな、簡単に出来る音対策をご紹介していきます。

ぜひ試してみてください。

〇防音マット・厚手のカーペット・コルクマットなどを敷く

これらの音を吸収してくれる素材を敷くことで、振動を抑えることが出来ます。

フローリングに敷くことが効果的です。

〇遮音カーテンにする

窓からの音には遮音カーテンが有効です。

遮音カーテンをするとともに、窓を閉めることも徹底しましょう。

〇窓に隙間テープを貼る

遮音カーテンとともに、窓の隙間テープを貼ることでより高い遮音効果が期待出来ます。

〇家具を壁際に配置する

本棚などの背の高い家具を壁際に配置することで、壁から聞こえる音を軽減させることが出来ます。

以上のような対策をすることで、周りの生活音が軽減しますのでぜひやってみてください。

音対策は工法と環境の両面を考慮して選ぼう!

遮音性をはじめとする様々な性能を考えると、鉄筋コンクリート造はあらゆる面で優れています。

しかし、家賃が高くなりやすいという面もあります。

木造や軽量鉄骨造の物件であっても、良い環境にある物件もあります。

簡単に出来る生活音対策をご紹介しましたので、音でお悩みの方はぜひ試してみてください。

 - 建物, 構造, 経営