スプレッドの意味とは?金融業界での「スプレッド」の使い方

FX

「スプレッド(spread)」は、金融業界ではよく使われる用語です。

しかし、その意味を明確にご存知の方はあまり多くはないのではないでしょうか。

今回は金融用語として使われるスプレッドの意味をはじめ、FXや金地金などの金融商品に関すること、「スプレッド貸」や「スプレッド取引」に関しても言及していきます。

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金融業界で使われるスプレッドの意味

英語である「スプレッド(spread)」は動詞だと「広げる」「延ばす」、名詞だと「広がり」「広がること」を意味します。

しかし、金融業界で使用されるスプレッドは「金利差」や「価格差」のことを意味するのです。

つまり、日常で使用するスプレッド(広げる・広がり)とは意味が異なるということになります。

金融業界では、この「金利差」や「価格差」を狙った取引のことを「スプレッド取引」と呼びます。

スプレッド取引については後述しておりますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

FX取引では、このスプレッドという言葉がよく使われます。

FXで使用されるスプレッドは買値と売値の価格差、つまり「取引コスト」のことを指します。

例えば、テレビのニュースで「本日の外国為替市場は1ドル110円20銭~25銭で取引されています。」と聞くことがありますよね。

外国為替取引は、買うときと売るときでレートが変わります。

このニュースのときの価格の場合であれば、110円25銭で買って、110円20銭で売ることになります。

この「差」のことをスプレッドというのです。

FXでは、このスプレッド(取引コスト)が小さいほど利益が出しやすくなるのです。

FXスプレッドは、会社ごとに異なります。

次項でもう少しFXスプレッドについて解説しましょう。

FX取引する際の会社を選ぶポイント

FX取引では、スプレッドがどれだけ小さいかで利益の幅が異なってきます。

ですから、できるだけスプレッドが小さい会社を選ぶことがミソともいえますね。

それでは、FX取引する際の会社を選ぶポイントについてご紹介しましょう。

①スプレッドが原則固定である

スプレッドが変動制であると、コストが多くかかってしまうことが多いです。

②ドル円を取引するならスプレッドが0.3銭以下

日本における外国為替取引でどの通貨よりも流通量が多いであろうドル円のスプレッドは、0.3銭以下の会社を選ぶようにしましょう。

③約定力が高い

約定力とは、取引を成立させる力のことを意味します。

この約定力は、会社ごとで異なるのです。

約定力が低いと自分が希望していたレートで取引できないことがあります。

(自分が希望していたレートと、結果的に約定されたレートの差のことを「スリッページ」といいます。)

そうすると、結果的に取引コストが高くなってしまうのです。

また、短期売買をするのであれば、スプレッドが大きければ大きいほど運用結果に大きな影響があるので、できるだけスプレッドが小さい会社を選ぶようにしましょう。

FXに限らず、金融商品を売買する際はコストをいかに安くすませるかがポイントの一つとなります。

FXスプレッドが小さい会社はどこ?評判の会社ご紹介

それでは、実際にFX取引をされている方に評判の、スプレッドが小さい会社をいくつかご紹介しましょう。

【DMMFX】

DMM.COM証券で取引できるDMMFXは、日本国内で口座数が一番多いです。

人気の理由は、スプレッドの小ささにあります。

ドル円のスプレッドは0.3銭、他の通貨に関してもスプレッドは業界最小水準となるためです。

また、スプレッドの小ささのみならず、取引ツールなどのサービスが使いやすいという評判があることも人気の理由です。

さらに、約定力が高いためスリッページなどの余計なコストがかからず、本当の意味で低コストですむことが魅力の一つです。

【SBIFXトレード】

SBIFXトレードはドル円のスプレッドが0.27銭で、業界最小スプレッドとなります。

さらに、一般的には1,000通貨単位や10,000通貨単位からしか取引できない会社が多いですが、SBIFXトレードでは1通貨単位から取引することが可能なのです。

ただし、10,000通貨までの取引という条件がありますので注意が必要です。

【GMOクリック証券】

GMOクリック証券は、なんと取引高が世界一位を達成している会社です。

また、システム性が優れていることから、約定力が高いことも人気の理由の一つです。

ここまでFXスプレッドについて解説してきましたが、金融業界では「スプレッド貸」という言葉もあります。

次項では、その「スプレッド貸」について解説していきましょう。

金融用語の一つ「スプレッド貸」の意味とは?

FXで「スプレッド」とは「価格差=取引コスト」であるとご説明しましたが、スプレッドの金融用語の意味としては「金利差」もあります。

ここでは、その中でも「金利差」という意味である「スプレッド貸」について解説していきます。

そもそもスプレッド貸とは、東京銀行間取引金利(TIBOR)を基準にして融資する際の金利を決め、その金利で企業にお金を貸し出すことをいいます。

東京銀行間取引金利(TIBOR)とは、銀行が資金が足りなくなったときに、資金に余裕のある別の銀行に貸してもらう際に支払う金利のことです。

具体的にご説明しましょう。

例えば、A銀行は資金が足りず、B銀行から0.09915%でお金を借りたとします。

そして、A銀行はC株式会社に、B銀行へ支払う金利である0.09915%に0.5%の金利を上乗せした0.59915%でお金を貸し出すのです。

この上乗せした0.5%の金利差が「スプレッド」です。

ちなみに、スプレッド貸の期間は最長一年までの短期融資となり、金額も1億円以上という条件があります。

1億円以上の借入ができる企業は相応の実力がある企業となるため、どの会社でもスプレッド貸をしてもらえるとは限りません。

「金地金」売買時のスプレッドの意味とは?

金融商品は実に幅広く、FXや株式、債券や投資信託などさまざまなものがあります。

その中でも、経済情勢が芳しくないときにはそれ自体に価値のある「金地金」が注目を浴びる傾向にあります。

金地金も他の金融商品と同様、買付するときには手数料がかかります。

手数料の内訳は、保管料や保険料、その他流通にかかる費用などです。

つまり、金自体の価格に手数料を上乗せして販売されているということになります。

反対に、金を売却する際はその金が品質的にダメージがないかを業者が確認し、その金を業者が販売する際の価格を考慮した額で買い取ってもらうかたちになります。

そのため、金地金の売買にも「価格差=スプレッド」が出てしまうのです。

金融業界全体でみると、スプレッドはだいたい同じような意味で使われていることがおわかりいただけたでしょうか。

スプレッド取引はどんな金融商品で行われる?

金利差や価格差を利用して行うスプレッド取引は、どのような金融商品で行われるものなのでしょうか。

スプレッド取引は、主に先物取引、オプション取引、債券取引などで主に行われています。

基本的には、割高な銘柄を売却し、割安な銘柄を買付することで利益を得るという取引方法です。

一般的に、ディーラーやヘッジファンドなどがよく使う手法となります。

スプレッド取引の中には、「限月間スプレッド取引(カレンダースプレッド取引)」「市場間スプレッド取引(インターマーケットスプレッド取引)」と呼ばれるものもあります。

これらの取引で利益を得るためには、かなりの知識と専門性が必須です。

また、情報収集力、豊富な資金力や取引ツール、リスク管理力をも問われる手法です。

このことから、投資初心者の方には縁遠い話と思われるかもしれません。

しかし、このような投資方法もあることを頭の片隅に置いていただくと、今後の投資活動においてなんらかの意味をなすかもしれません。

金融商品に投資するにあたって、知識を持っておくことは有利ともいえますよ。

金融用語のスプレッドとは「価格差」や「金利差」のこと!

金融用語として「スプレッド」と聞くと、イマイチどういう意味なのかわかりにくいものですよね。

「スプレッド貸」や「スプレッド取引」など、難しく感じる内容のものもありますが、ある程度の知識を蓄えておくことは、今後の投資にいい影響を与えることになるかもしれません。

「自分には関係ないから」と敬遠せず、少しずつ学んで今後の投資に役立てましょう!