alcの外壁に補修が必要になってしまったときの対処方法

家の外壁に補修が必要になったことがある、という経験をした人もいるのではないでしょうか?

外壁というのは、常に雨や風にさらされているので、補修の頻度の家の部分としては多いかと思います。

これくらいの補修なら自分で出来ないかな?

とお思いの方へ今回は、alcの外壁の場合の補修方法をご紹介します。

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alcの基礎知識

alcって聞いたことはあるけど、詳しくは知らないという方の為に、alcの基礎知識をご紹介します。

補修をするためには、補修する素材を知ることが大切ですよね。

alcとは、

Autoclaved(高温高圧蒸気養生された)

Lightweight aerated(軽量気泡)

Concrete(コンクリート)

の頭文字をとって名付けられたもののことで、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートという意味を持つ素材のことです。

難しく思えるかもしれませんが、普通のコンクリートより軽量で気泡が沢山あり、優れている点が沢山あるというイメージで良いかと思います。

alcの主成分は、珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などが入っています。

これらの材料を凝固させて180℃という高温と、10気圧もの高圧の蒸気にかけて10数時間養生するのです。

原料のセメントや生石灰などは、水と反応してアルカリ成分が発生してきます。

これが、アルミ成分と化学反応を起こして、水素ガスを発生させるのです。

このガスによって、内部に無数の独立気泡は形成されます。

この気泡は独立していて、直径0.05~0.1ミクロンという非常に細かな細孔でつながっています。

このようにミクロ単位で緻密に設計された構造が、優れた断熱性や耐火性、透湿性を生み出してくれるのです。

また、alcを素材とした外壁材をパワーボードといいます。

この、alcは、外壁材としてだけではなく、床下地の間仕切り壁や屋根裏の下地、鉄骨建築用の耐火被覆など、いろんな建築部位で使われています。

alcの外壁のメリットとデメリット

ここでは外壁材のalcについてのメリットとデメリットをご紹介します。

alcの外壁素材のメリットは、断熱効果、耐火性、遮音性にも優れているというところです。

細かな気泡のおかげで、壁の中に空気層が出来ています。

その空気層があることで、断熱効果が高くなり、火にも強く、音の出入りを気泡がふさいでくれるので遮音性にも優れています。

また軽量ということは、地震時に影響が軽くて済むということもあります。

メリットだけを見ると、とても優秀な外壁材と思いますね。

次に、alcの外壁材のデメリットですが、一番ネックになるのは、価格です。

これは、沢山の機能性を備えているので仕方がないことかもしれませんが、サイディング材やモルタルに比べると、高価となっています。

また、alcは水分がしみこみやすい素材です。

そのため、防水処理や塗装などのメンテナンスや補修を10年を目途に行う必要が出てきます。

メンテナンス費も高額になってしまうので、外壁材としては先を考えて選ぶ必要があります。

alcの外壁に補修が必要になってしまう原因

先にも触れましたが、alcは水分がしみこみやすい素材です。

外壁に選んだ場合は、水分に一番気を付けておかないといけません。

防水性が低かったり、対吸湿施工を開口部のすべてに施していなかったりすると、そこから水分が入ってきてしまい、凍害や水による劣化に繋がってきてしまいます。

もし、外壁に欠けているいる部分がある場合、そこから水を吸収してしまい、どんどん欠けている部分が広がってしまいます。

また、alcの補修が必要な場合として、良く聞くのは、ひび割れがほとんどです。

ひび割れが出来る原因としては、衝撃に弱いというデメリットもあります。

また、適切な設計、施工が行われていても、仕上げ材の経年劣化によるもの。

基礎の沈下、不適切な外壁の設計、施工などいろいろな原因が考えられます。

基本的なalcの外壁の補修方法

alcの外壁の補修の方法として、一番よく使用される補修方法をご紹介します。

ひび割れ補修のやり方についてお話しします。

この方法は、補修業者が一般的に行う流れですが、少し建築をかじっている方は出来る方法です。

まず、外壁のひび割れ箇所を確認します。

そして、高圧洗浄をします。

家に簡易的な高圧洗浄機がない場合は水道ホースで、勢いのある水量にして洗います。

それから、ワイヤーブラシで錆びや汚れをしっかり落としていきます。

次に、錆び止めの効果のあるプライマーを塗布。

そして、コーキング材をしっかり注入し、表面をならします。

最後に、周りの色に合わせて塗料を塗布することで大分目立たなくなりますが、完全に後を消すということは難しいです。

alcの外壁の補修の強い味方!自分でチャンレンジ!

自分でalcの外壁の補修がしたいという方への補修方法をご紹介します!

まず、自分で補修できる範囲の目安としては、ひび割れの幅が1mmくらいまでです。

それ以上は、下地や構造に影響が出ているかもしれないので、自分での補修はおすすめ出来ません。

方法ですが、2通りあります。

・チョーク式
・スプレー式

の2つの補修方法です。
チョーク式は、セメントチョークを手で補修箇所に塗り込んでいく方法です。

セメントを無駄なく使えるのですが、強い力で圧力を加えないと、外壁に定着しにくいので、作業時間が長くなってしまいます。

スプレー式は、セメントの粉を噴射して定着させる方法です。

簡単で、作業時間も短くて済みます。

ですが、セメントの粉が周りに飛び散ってしまうので、無駄になりやすいです。

また、市販の補修材として手に入りやすいのが、シーリング材です。

シーリング材はホームセンターやインターネットで手軽に購入することが出来ます。

ですが、種類が沢山あるので、購入時に本当に補修する壁に適応しているか、確認をしてくださいね。

シーリング材で補修する場合の手順をご紹介します!

まず、天気の良い日を選んで補修することにしてください。

そして、補修箇所を洗浄します。

次に、養生テープやマスキングテープで補修箇所以外が汚れないように養生します。

養生が出来たら、下地材のプライマーを補修箇所に塗り、しっかり乾燥するまで待ちます。

乾燥しているのが、確認出来たら、次にシーリング材を補修箇所に隙間のないように入れていきます。

補修箇所に入れることが出来たら、ヘラなどでシーリング材の表面を押し込むようにしてならします。

あとは、養生テープを外して、完全に乾くのを待つだけです。

alcの外壁の補修が自分では出来ない場合の対処法

自分で補修出来る範囲を超えている時の、対処法をご紹介します。

一番先に連絡をとるのは、家を建てたときのメーカーや工務店です。

アフターサービスをしてくれていることが最近では当たり前になってきていますので、保証期間内の場合は無料で補修をしてくれます。

しかし、家を建てた会社がすでになくなっていたりという場合もあります。

その場合は、近くの工務店やリフォーム会社に、問い合わせをしてみて下さい。

現在の状況や築年数を伝えて、一度、現場を見に来てもらって下さい。

また、その時の注意点ですが、alcの外壁の補修工事の見積もりを取るときには、数社から見積もりを取ることをお勧めします。

補修工事をする会社ごとに内容や費用はかなり違ってきますので、ちゃんと内容を確認しながら、見積もりの説明を聞いて下さいね。

補修箇所を見て、正しい補修方法を選びましょう!

いかがでしたか?

alcの外壁についての基礎知識や補修の方法をおくつかご紹介させて頂きました。

補修方法は沢山ありますが、一番大切なのは、自分で出来る範囲を見極めることだと思います。

軽い気持ちで自分で補修をして、あとから大変なことになるのは困りますよね。

無理をせず、専門業者にまずは聞いてみることをお勧めします。