家賃の振込はきちんとしよう!忘れるなら口座引き落とし!

家賃の振込を自動引き落としにしていないと、うっかり忘れてしまうことがあるかもしれません。

一ヶ月だけなら不審に思われることも無いですが、毎月のように忘れる、なかなか払わない、などの場合は信用にかかわりますよね。

では、家賃を払い忘れると、どうなるのでしょうか。

忘れないためにはどうしたらいいのでしょうか?

家賃の振込を忘れる時もある!?まずは連絡が来る

家賃の振込は、ご夫婦のどちらかがすることになっている場合、相手が行ったと思い込んでいて忘れる場合もあることでしょう。

また、忙しかったり出かけていたり、口座振替の場合は残高不足だったり、さまざまな理由が考えられます。

ただ、性格がルーズだったり、金欠だったりする場合は気をつけたいですね。

このような理由で家賃の振込を忘れると、管理会社から連絡が来ることと思います。

近くに大家さんが住んでいて、よく顔を合わせるのであれば、訪問されるかもしれません。

毎月のように遅れたり忘れたりしていない限りは、そこまで厳しく責められることはないでしょう。

家賃の振込を忘れたことがある人は意外と多いのです。

ただし、連絡が来たら、できればその日のうちに支払いましょう。

もし忙しくてできないのなら、「〇日までには必ず振込をする」ということを約束して、必ず守りましょう。

また、長期不在が事前に分かっているのなら、早めに伝えておくなり、その分を払っておくなりして迷惑をかけないようにしたいですね。

家賃の振込を忘れる・支払わない場合はどうなる?

家賃の振込を忘れる時があっても、すぐには退去にはなりません。

まず連絡が来て、それでも払わなかったりつながらなければ、督促状が届きます。

普通の手紙だったりもしますが、内容証明郵便の場合もあります。

内容証明郵便は、郵便局に日時や宛先の記録が残るので、後々「届いていない」と言っても言い逃れはできなくなります。

そして、それでも支払わない場合は、直接訪問されたり、連帯保証人に連絡が行ったりすることになります。

もしかすると、不測の事態があったのかもしれないので、確認の意味もあります。

さらに保証会社を利用している場合は、保証会社から緊急連絡先として、書いた人に連絡が行くようです。

保証会社は一時的に建て替えはしますが、後でその分を請求してきます。

2ヶ月、3ヶ月以上振込が遅れると、「強制退去」の通告を受ける可能性もあります。

契約は破棄されて、場合によっては裁判沙汰になることも。

また、賃貸契約書に、遅延損害金の項目があれば、その通りに延滞金が上乗せされて請求されます。

このようなことになる前に、必ず契約通りに家賃を支払いましょう。

保証会社にもルールがある!緊急連絡先に支払い義務は?

家賃の振込を長期間忘れた場合に、保証会社が家賃の請求をしてくることについて述べましたが、いきなり訪ねてくる、ということはありません。

解決するまで電話はくり返しかかってきますが、深夜や朝方などまで電話をかけることは少ないようです。

もし、マナーの悪い保証会社に苦しめられることがあるのなら、消費者センターに相談することもできます。

しかし、家賃を払うのを忘れるということが、そもそもの間違いであることは言うまでもありません。

また、緊急連絡先に連絡が行く、ということも書きましたが、基本的に緊急連絡先の人には家賃を肩代わりする義務はありません。

ですが、善意や責任感から払ってしまう場合もあります。

親兄弟であったとしても、他人であったとしても、このような迷惑をかけないようにしたいですね。

保証会社の最終手段!「忘れるだけ」では済まない

家賃の振込を頻繁に忘れる契約者や、支払いを拒む契約者と連絡がつかず、緊急連絡先の人に聞いてもハッキリしないような場合は、保証会社の仕事もさらに細かくなっていきます。

訪問されることはもちろん、洗濯物や部屋のメーターの確認、明かりの確認、周辺住民への聞き込み調査など、探偵のように調べなければいけなくなります。

そして、最後の手段はやはり、強制退去です。

当然のことですが、保証会社にとっては何ヶ月も何ヶ月も家賃を代わりに払うことは損になります。

最終通告の手紙が届き、それを無視したら裁判になることを覚悟しなければいけません。

最終通告は手紙で届き「〇日以内に支払いが無ければ明け渡してください。」「〇日のうちに、退去願います。」などという文面です。

ここに記載された期日のうちに支払えば、ギリギリ退去は免れられます。

しかし、その後の信用状態はガクンと下がります。

強制退去は法律で認められているが例外も

家賃の振込を忘れると、滞納から約半年以内には退去に至るのが一般的です。

しかし、すべての場合に、必ずしも退去しなければいけないわけではありません。

例えば、家賃を勝手に上げられてしまって、その分の支払いをこばんだり、急に入院していて誰にも知らせることができなかったり、といった例外もあります。

前者の場合は、裁判になった時に裁判所で理由を述べることで、反論することもできます。

ただ、裁判には手数料や運賃もかかりますし、時間もとられます。

調停や訴訟にまで行くと、かなり痛手は大きくなってしまいます。

家賃を上げるに足る十分な理由の証明を貸主側がすれば、支払っていない分の家賃を払わなければいけなくなります。

ちなみに、この「十分な理由」というのは、土地や建物の価値の上昇、経済事情の変動、周辺の賃貸物件との釣り合いなどが見られ、あいまいな部分もあるようです。

家賃の振込を忘れるだけで困った事態に!口座引き落としにしよう

家賃の振込を忘れるままにして、その後も支払いを拒み続けると、家賃の遅延記録が残ってしまいます。

この記録は5年間残り、その間は信用にキズがついたままになります。

新たに賃貸契約をしようと思った際の審査に響きますし、住宅ローンも組めないかもしれません。

さらには子供の奨学金やローン、賃貸契約の際に保証人になることができない可能性もあります。

何らかの事情で金欠になり、家賃を支払うことができないのなら、あまりおすすめはできませんが、一時的にお金を借りて支払うことも考えましょう。

(すぐに返済できることが最大条件です。)

また、振込を忘れないように口座引き落としにして、まめに残高確認、入金を心がけましょう。

給与口座で登録すれば安心ですね。

管理会社によっては、クレジットカードで支払いができる場合もあります。

これによって、少しずつポイントが溜まっていくので、結果的に節約にもなりますね。

毎月、あまりにも支払いが苦しいようなら、敷金礼金無しの安い賃貸物件に引っ越すことも、視野に入れましょう。

収入に合わない家賃を払い続けている、という可能性が無いか、お考えください。

家賃は毎月、しっかり払おう!

家賃の支払いを怠ると、たくさんの人に迷惑がかかります。

管理会社や保証会社、大家さん、連帯保証人、緊急連絡先。

「1、2ヶ月忘れたくらいどうってことないだろう」なんて思ってはいけません。

もし支払いができなそうな場合は、事前に相談してみましょう。

また、一度でも遅延記録を残すとその後の賃貸契約やローンなどに響いてしまいます。

くれぐれも注意してください。