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布基礎・独立基礎・ベタ基礎の構造の違いと特徴とは?

2018.11.3

不動産投資をするなら、「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」などの建物の基礎について知っておく必要があります。

それぞれの基礎の構造には違いがあり、特徴も異なります。

そこで、ここでは建物の基礎について具体的に解説していきます。

基礎は建物にとって重要なものです。

これから不動産投資を考えられている方はぜひチェックしてみてください。

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建物の「基礎」とはそもそも何?それぞれの違いとは?

建物の「基礎」とは、一番下で建物を支える部分のことをいいます。

簡単に説明すると、建物の土台となる部分ですね。

基礎は建物を支える重要な部分なので、構造がしっかりとしていないと不同沈下を起こしたり、地震の際には建物が傾いてしまったりというようなことが起きてしまいます。

つまり、建物がいくらしっかりとしていても、基礎が悪ければ建物自体もダメになってしまう可能性があるということなのです。

ですから、基礎はとても重要な部分ともいえます。

その基礎は「杭基礎」と「直接基礎」と言われるものに分かれています。

杭基礎は、細長い杭を地下深くまで打ち込む基礎のことです。

地盤が弱い土地で採用されます。

杭基礎は「既成杭工法」と「場所打ち杭工法」という二つの工法に分かれています。

直接基礎は、地中にコンクリートを流し込み建物を支える基礎のことです。

地盤が安定している土地で採用されます。

今回は、直接基礎の中の「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」の違いについて詳しく解説していきます。

「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」の違い:①布基礎編

まず、「布基礎」からご説明していきましょう。

布基礎は、建物の柱の下と、柱と柱の間の部分だけの基礎のことをいいます。

つまり、柱の下や柱と柱の間以外に基礎はありません。

しかし、布基礎はある程度安定している基礎なので、布基礎の上に住宅を建てるということも問題ありません。

また、建物の下全面にコンクリートを流すわけではないので、コストを軽減することができます。

木造建築や二階建ての建物には布基礎が採用されているケースが多く、少し前までの住宅の基礎には、この布基礎が多く採用されていました。

しかし、布基礎には床下に湿気がたまりやすいというデメリットがあります。

さらに、布基礎は基礎を造る際に基礎の形が複雑になることが多いので、最近ではベタ基礎が採用されることが多くなっています。

それでは、次項では独立基礎について解説していきます。

それぞれの違いを確認してみてくださいね。

「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」の違い:②独立基礎編

独立基礎は、柱の下の部分のみの基礎のことをいいます。

独立基礎は布基礎やベタ基礎と違い、住宅の基礎として採用されることは少ないです。

それではどのような建物に採用されるのかといいますと、デッキや玄関ポーチなどの非住宅の建築物に採用されます。

柱の下にしか基礎がないということであれば、上に立つ建築物は本当に大丈夫なのかと不安にもなりますよね。

しかし、独立基礎ももちろん信頼できる基礎の一つですので、基礎として問題ありません。

なぜかといいますと、基礎と基礎の間の空間を「地中梁」という鉄筋コンクリートでできている梁でつなぐからです。

そうすることで、柱の下にしかない基礎が転倒してしまうことを避けることができるのです。

そして、独立基礎の一番のいい点は、コストを抑えることができるということです。

布基礎やベタ基礎と比較すると、コンクリートで埋める部分が格段に少ないためです。

ですから、デッキや玄関ポーチに限らず、非住宅であるショッピングモールや事務所などが入っているビルなどの基礎に採用されることも多いです。

「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」の違い:③ベタ基礎編

ベタ基礎は、これまでご説明してきた布基礎や独立基礎とは違い、柱の下のみならず柱がない部分にも基礎があります。

先述の独立基礎とは違い、住宅の基礎として採用されることが多いです。

最近建てられる住宅の多くは、このベタ基礎を採用しています。

ベタ基礎の一番の特長は、基礎が沈みにくいことです。

ベタ基礎は建物の床全体が鉄筋コンクリートなので、他の基礎と比較して沈みにくいのです。

また、害虫や腐食にも強いので、木造住宅に見られるシロアリなどの被害を受けにくいのが特長でもあります。

さらに、ベタ基礎は布基礎などと比較して施工の手間がそんなにかからないという点もあります。

ただし、お話ししているとおり床全体を基礎で覆うので、どの基礎よりもコストが一番多くかかります。

不動産購入前にどんな基礎なのか要チェック!

不動産投資のためにマンションやアパートなどの購入を検討されているなら、その建物の基礎がどのようなものなのかを知ることはとても重要です。

売買目的ではなく、家賃収入を目的に物件の購入をされるのであれば、長い目で見ると建物の補修が必要になることがあります。

そうすると、思ってもみなかった補修費用がかかるケースもあるので、購入したい物件の構造をしっかりと事前に把握しておくことは大事なことなのです。

その物件が建っている土地の地盤がよければ、直接基礎の布基礎や独立基礎ではなく、ベタ基礎を採用している可能性があります。

反対に、ベタ基礎のような直接基礎を採用している物件であれば、その土地の地盤はいいともいえますね。

しかし、日本の平野部では地盤がいい土地はそんなに多くはないので、マンションの場合、その多くは杭基礎を採用しています。

杭基礎の杭が長ければ長いほど安心できると勘違いしがちですが、杭は長ければ長いほど折れやすいという性質があります。

もちろん、だからと言って杭基礎の物件が安全ではないということはありません。

その物件がどのような基礎なのかということは、「設計図書」を見ると記載されています。

事前によく確認するようにしましょう。

地盤が軟弱なら基礎工事だけではなく地盤改良も必要!

これまで、建物の基礎の中でも直接基礎である「布基礎」「独立基礎」「ベタ基礎」の違いを中心に解説してきました。

最後に、基礎工事を行う前段階の「地盤改良」についても少し触れておきます。

建物を建築するには基礎工事は非常に重要なものではありますが、その前に、建物を建築する土地の状態をしっかりと把握することも重要です。

簡単にご説明すると、地盤が軟弱か強固であるかということです。

地盤が強固であれば問題はありませんが、軟弱であれば必ず地盤の改良が必要となります。

ただし、建物自体の重さと地盤のバランスも大切です。

建物が木造なのか鉄筋コンクリート造りなのかでも、「必要な地盤の強固さ」に違いがあるのです。

基本的に、地盤調査は土地の売主が許可した場合にしか行うことができません。

ですから、土地を購入してから地盤調査を行うケースも多いのです。

その場合、土地をいくら安く購入したとしても、地盤改良に多くの費用がかかってしまうことも十分にありえます。

不動産投資を始めるにあたって、土地の購入から検討をされている方は地盤改良についても念頭に置いておくようにしましょう。

不動産投資の前に基礎や地盤について知識を蓄えよう

不動産を購入するには大きな資金が必要となるので、誰でも失敗はしたくないものですよね。

ですから、建物や土地に関することを知っておく必要があります。

建物の基礎であれば、杭基礎なのか直接基礎なのか、直接基礎なら布基礎なのか独立基礎なのかベタ基礎なのか事前にチェックするようにしましょう。

また、土地についても、地盤が軟弱であれば地盤改良工事にともなって工事費用が発生する可能性もあります。

不動産購入前に、正しい知識を蓄えておくようにしましょう。

 - 建物, 投資, 構造