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木造アパートの部屋が寒い!部屋を傷つけずにできる寒さ対策

2019.7.6

木造アパートに住んでいる方は多くいらっしゃるでしょう。

近年建設された木造アパートは、しっかりとした造りで、外壁に断熱材が入っているものがほとんどです。

そのため、冬の寒さも我慢できないほどではありませんよね。

しかし、築年数の経過した木造アパートは、冬場とても寒いと感じませんか。

隙間風や、部屋全体が冷蔵庫のように冷え切った状態になるのを感じる方も多いでしょう。

今回は、木造アパートにお住まいの方へ向けて、自分でも行える部屋の寒さ対策をご紹介していきます。

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木造アパートが寒い!問題は気密性?

建物の種類には、「木造」や「鉄骨造」、「コンクリート造」など、さまざまな種類があります。

日本では木造の住宅は一般的で、現在は軽量鉄骨などのアパートが増えていますが、少し古いアパートは木造タイプのものが多く存在します。

それらの木造アパートは、冬場部屋にいて、とても寒いと感じるものです。

木造アパートの寒さの原因とは一体何なのでしょうか。

素材となる「木材」は、天然素材のため、一見して暖かみを感じるかもしれません。

しかし、木造住宅は「気密性が低い」という特徴があるのです。

気密性のイメージとして、隙間がまったくないものを「気密性が高い」、わずかでも隙間があるものを「気密性が低い」と捉えられます。

木材は季節や温度によって収縮しますので、気密性が低くなるのは仕方のないことです。

しかし、気密性が低ければ、外の冷えた空気が室内に入り込むこととなります。

気密性の観点から見ると、軽量鉄骨の住宅よりも、木造住宅の方が気密性が低い分、冬場は部屋が寒くなるのです。

とはいえ、新しい木造アパートは断熱性がかなり改善され、寒さ対策がされています。

あくまでも築年数が経過した木造アパートでは、気密性が寒さの原因として問題視されているということです。

木造アパートが寒いのは「窓」にも原因がある

木造アパートが寒いと感じる理由のもう1つに「窓」が挙げられます。

日本の窓はサッシに「アルミ」を使用しているものが多く、アルミには「熱を非常に伝えやすい」という特徴があります。

アルミ製の鍋は熱伝導率が良いため、すぐに沸騰するイメージがありますよね。

それと一緒で、部屋の外が冷えた状態だと、アルミサッシを通して部屋の中へと冷たい空気が伝わってしまうのです。

近年では「樹脂製」の、熱を通しにくいサッシも増えていますが、築年数の経過したアパートではアルミサッシの窓であることが多いです。

アルミサッシの窓は熱の移動が頻繁に起こる場所のため、窓付近は気温が下がって寒さを感じる原因となるのです。

冬場、暖房で部屋を温めても、およそ60%近くの暖気が窓から外へと逃げてしまうと考えられています。

実際に、窓付近は部屋の中心よりも、かなりひんやりと寒く感じますよね。

このことから、窓をふさぐことで熱の移動が遮断されるため、部屋の温度を一定に保つことに繋がります。

窓の寒さ対策の方法を次項からご紹介していきましょう。

木造アパートの窓への寒さ対策①「保温カーテン」

ここからは、木造アパートの部屋が寒いと感じる方へ、窓の防寒対策をご紹介していきます。

アパートは退去の際に原状回復が必要となりますから、部屋を傷めない方法で寒さ対策を行いましょう。

方法の1つ目は「保温カーテン」を使うことです。

カーテンには遮光性のもの、断熱できるものなどがありますが、保温に長けているものも販売されています。

また、メーカーによっては保温にランクを設けています。

・SAランク…保温率が28%以上で、最も高い保温効果が期待できる

・Aランク…保温率が20%以上で、高い保温効果が期待できる

・Bランク…保温率が15%以上で、中級程度の保温効果が期待できる

・Cランク…保温率が15%未満で、保温効果は低めである

以上のように、保温を重視する際の目安として、選ぶ際の1つの基準となるでしょう。

また、カーテンに裏地を付けたり、3枚重ねの厚い製法のものにしても保温効果が期待できます。

これは、生地の厚みが増せば増すほど、熱を遮断できるためです。

さらにカーテンの長さにも注目しましょう。

冷たい空気は低い位置から部屋に伝わるため、床につくくらい長い丈のカーテンが効果的です。

現在使っているカーテンが薄手のものだったり、丈が床に届いていない場合は、買い替えを検討しても良いでしょう。

木造アパートの窓への寒さ対策②「窓下用ヒーター」

続いても、木造アパートの部屋が寒いと感じる方へ、窓の防寒対策をご紹介していきます。

2つ目は「窓下用ヒーター」を設置する方法です。

先ほど、冷たい空気は低い位置から室内へと流れ込むとお話ししました。

この現象を「コールドドラフト」と呼び、床が冷えることにより、部屋全体の温度が下がる直接的な原因ともなります。

コールドドラフトには、窓下用のヒーターを置くことで対処することができます。

窓下用ヒーターを設置することで、暖気の壁を作り冷気を遮断することができるのです。

そのほかの窓下用ヒーターのメリットとしては、以下のことが挙げられます。

・置くだけなので工事の必要がない

・サイズ展開が多いのでどんな窓でも対応している

・使用方法がシンプル

・結露防止効果が期待できる

・温度が65度程度までしか上がらないためやけどの心配が低い

・デザイン性に富んでいる

・軽量である

本体の値段が高く、電気代が1台あたり500円前後と高めであるというデメリットはありますが、1つ設置するだけでかなり部屋は温かくなるでしょう。

木造住宅が寒い!窓への寒さ対策③「二重窓」

続いても、木造住宅で冬場部屋が寒いと感じる方へ向けて、窓の防寒対策をご紹介していきましょう。

3つ目は「二重窓」にするという方法です。

この寒さ対策は工事が必要になるケースが多いため、戸建て住宅の方へおすすめの方法となります。

窓を二重にすることで間に空気の層が生まれ、熱の移動を遮断することができます。

また、二重窓は冬場だけでなく、夏のエアコンの冷気を室外に逃がさなくするといった効果も期待できます。

ここで二重窓のメリットを見ていきましょう。

・防音や結露防止など、高機能なものが多い

・窓が2枚あるため防犯性が高い

・断熱性が極めて高い

・窓サッシの気密性が高まる

ただ、メリットだけでなく、鍵が2つになるため手間が増える、窓掃除が2枚分になるといった細かいデメリットも存在します。

しかし、高い効果を得られるため、部屋にいて耐えられないほど寒いと感じることは少なくなるでしょう。

いきすぎた寒さ対策は注意!アパートは原状回復が前提

木造アパートの部屋が寒いと、何かしら対策をしたくなるものです。

しかし、壁紙や床などが傷つくような過度の対策は行わないように注意しましょう。

これはアパートを退去する際には、原状回復をすることが条件となっているためです。

これを不動産界隈では「原状回復義務」と呼び、部屋を退去する際に部屋が傷ついていた際、借主には修繕する義務が発生するという決まりです。

例えば、床や壁に防寒のためのマットやパネルを貼ったとしましょう。

また、窓サッシの隙間を埋めるために隙間テープを貼ったとしましょう。

それらはアパート退去の際にきれいに剥がしておかないと、元通りに修繕しなければならないのです。

修繕費は最初に支払った敷金から支払われることが一般的ですが、賄えない場合は追加でお金を払わなければなりません。

無駄な出費を避けるためにも、いきすぎた防寒対策はしないように注意しましょう。

寒さ対策はできることから始めよう

木造アパートの寒さは「気密性」と「窓」が主な原因であることが分かりました。

気密性の対策は難しいですが、窓に関しては自分の工夫次第で対策をすることができます。

今回ご紹介した方法で、寒さから部屋を守りましょう。

カーテンを変える方法なら、すぐにでもでも試すことができます。

ただし、いきすぎた寒さ対策は部屋を傷つける心配があるため、注意を払って防寒対策を行いましょう。

 - 建物, 構造