サイディングに壁掛け金物を取り付けるには

今回は、「サイディングに壁掛け金物を取り付ける方法」についてお話を進めていきます。

「そもそもサイディングってなんだ?」聞きなれない方はそう思われますね。

少しでもDIYに興味のある方でしたら、「おお、うちもそれだよ。」とわかる方も多いかと思います。

サイディングは、今では外壁に使用する建材として一番メジャーな存在だろうと思いますが、実際どんなものであるのかご存知の方は少ないようにも思います。

身近なサイディングをDIYでと考える方の為に、いろいろまとめてみました。

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壁掛け取り付けの前にサイディングってどんなもの?

サイディングというのは、建物の外壁建材の一つです。

そもそも外壁材は、雨や風の侵入を妨げるために使用します。

昔から存在するモルタル仕上げなどは、手作業で現場で施工していくため時間とコストがかかり、作業工期の短いサイディングに軍配が上がっているようです。

普段、特に最近の新築でよく見られるサイディングが、窯業系と言われるセメントと繊維を押し固めたものです。

コストに比べ長持ちするため人気が高いです。

いろいろなデザインがあるので、選ぶのも楽しいですよね。

強度、耐候性に優れるサイディングは、金属系と呼ばれる表面に鋼板を使用したもので、ガルバニウム、ステンレス等があります。

耐水性にも長けていてメンテナンスの期間が長く取れます。

ですが、その分コストも上がります。

あとは木製のサイディングです。

圧縮材と呼ばれるものや、天然木に塗装がされているものなど様々です。

デザインにこだわる方にはいいかもしれません。

さらには樹脂製のものもありますが、遮音性はほかのものよりも劣ります。

それぞれ長短がありますね。

しかし、どのサイディングでも壁掛け金物を取り付けることは可能です。

サイディングの工事期間はどのくらい?

一般的にサイディング工事は専門の業者が行いますが、総面積で150~160㎡ほどの新築の場合だと、窯業系のサイディングならば職人さん1人で6~10日ほどで仕上げるようです。

しかし、リフォーム等で既存のサイディングを剥がしたりするとやはり時間がかかるので、作業の量に左右されます。

金属系のサイディングは、もう少しかかるようです。

見ていると簡単そうですが、実はものすごく重く、1枚24キロ程あります。

一坪(3.3㎡)に約2.4枚程使用し、専用の丸鋸でカットして壁の幅などに合わせて一枚づつ貼っていきます。

新築の場合は、むき出しの骨組みに透湿防水シートという紙を貼ります。

その上に胴縁という木の板を等間隔に打ち、その上から施工します。

改修では、モルタル下地のカバー工法と言われるものの場合、下地モルタルに垂木や薄いベニヤ等を使って不陸を調整したのちに、新築と同じようにサイディングを施工します。

サイディングを貼る段階では同じですが、改修の場合は、既存の配線や器具、壁掛け金物などをかわすため、加工に少し時間がかかるようです。

サイディングの壁に壁掛け器具を取り付けたい

住み始めると、「ここに棚があったらな」「ここにフックがあれば」等々、気になるところややりたいことが色々と出てきますよね。

生活する中で便利に使いたいものです。

前述したように、サイディングには下地壁があっても基本的に胴縁と呼ばれる板なので、サイディングの裏側や中は空洞です。

そのため、ほうきをひっかける程度なら問題ないですが、例えば「ポストを取り付けたい」という場合、結構な重量があるのでしっかり固定しなければなりません。

サイディングの貼り付けをしてある釘のある位置には、間柱と呼ばれる下地が存在します。

そこにめがけてビス止めしないと、いずれサイディング板が削れてゆるみ、落ちる可能性があります。

器具を固定する場合は、必ず下地が裏側にあるか確認してください。

わからない場合は、小さめのハンマーなどでサイディングを軽くコンコンと叩いてみましょう。

空洞のところは音が共鳴し、下地のある場所は建物自体に響きます。

それでもわからない場合、もしくは「どうしてもここじゃないといやだ!」などという奥様等の要望があった場合には、一度打ち込んでみましょう。

下地があれば効きますが、効かなければ空洞です。

空洞だった場合は、「パラシュートアンカー」と言われるものを使って対処します。

これを使って締めこむことで裏側が開き、サイディングを挟み込むようにして固定できます。

この他に必要な道具は、

・取り付けたい壁掛け金物の穴の大きさに合ったビス
・アンカーの太さに合ったドリル

です。

また、取り付ける際には、コーキング材も忘れないようにしましょう。

後でご紹介しますが、壁に穴を開けてしまうので水の侵入を防ぐために、壁掛け金物の裏側にコーキング材を塗って挟むようにして固定します。

ビス止めはいきなり打ち込むのではなく、細いドリルで下穴を開けてから打ち込むと、容易にサイディングが割れることもなく作業できます。

サイディングの改修工事のタイミング

サイディングの改修工事は新築時から数えると、おおむね7~8年、長くても12~3年程で施工するのが好ましいです。

サイディングはそれ自体表面に塗装が施してありますが、その中がセメントと繊維で、それ自体は水分を含みやすい性質です。

つまり、防水性を保っているのは表面の塗装膜ということになります。

サイディングの改修の目安としては、

・表面が白っぽくなってきた
・手に白い粉が付く
・細かいひび割れが増えた

などです。

さらにサイディングそのものに関しては、

・板が割れている、ひびがある
・板が浮き上がっている
・配線や器具の取り付けてある壁掛け金物が動く、外れている

などです。

そして、さらに重要なのが、コーキングです。

サイディングの改修工事と言えば、まずこれですね。

コーキングは、板同士をつなぎ合わせている部分に必ずあります。

目地にゴムのようなものが入っている、あれです。

劣化すると塗装と同じように粉っぽくなったり、痩せてひび割れを起こし、しまいには落ちてなくなります。

そうなった場合には、一日も早く業者に相談されることをお勧めします。

サイディングに壁掛け金物を取り付けるのは素人でもできる?

ところで、サイディングに壁掛けの金物を取り付けたい場合、素人でもできるのでしょうか?

結論から言うと、素人でもできないことはありません。

むしろ挑戦してみてください。

何事もやってみなければわかりません。

ただ、構造や機能を知らずにやると、ほぼ100パーセント失敗します。

先にも述べた通り、サイディングは中が空洞です。

下地に柱が入っている場所を見つけて、そこに取り付けるのが鉄則です。

サイディングに壁掛け金物を取り付けるのに必要な道具は、

・ドリル(使用したいビスの太さより2mmほど細いもの)
・ビス

です。

6mmのビスなら3~4mmくらいのドリルが良いでしょう。

また、ビスの長さですが、サイディングの厚さは12~16mmがほとんどなので、それよりも10mmは長くないといけません。

ドリルで下穴を必ず開けてから、ビスで本締めします。

いきなりビスで打ち込むと、サイディングが割れます。

取り付けたい壁掛け金物に同封されているビスがあるのならば、それに合わせた太さ長さを、先の要領でチョイスしてください。

サイディングの改修工事で気を付けること

先ほどは、自力でサイデイングに壁掛け金物を取り付ける方法をお伝えしましたが、サイデイングが傷んでしまった場合には、修復のため、業者に頼むのが一般的です。

しかし、家のサイディングが相当傷んでから相談されるケースが多く見受けられます。

何に関しても早めが良いのですが、何事も予算があってのことです。

お金があったら何も気にせずできますが、なかなか難しいですよね。

業者にお願いすると、まずサイディングの面積を測ります。

次に、サイディングのジョイントの目地の長さを測ります。

サッシ周りや、軒下などの長さも同じように測ります。

サイディングの面積は塗装、目地の長さはコーキングする際に必要な数字です。

総面積に対しての足場の値段が決まって、塗装の金額が決まります。

目地の長さでコーキングの値段も違ってきます。

見積もりはこのように行いますが、改修工事では、「どこに重点を置くのか」を決めることが大切です。

例えば「塗装は傷んでいないけどコーキングが傷んでしまった。」という場合に初めて改修するのであれば、塗装を安くする方法を相談してみると良いでしょう。

また、業者が、「せっかく足場をかけるのだから、ここもあそこも直しましょう。」と勧めてくることがありますが、大したことをやらずにお金だけかかるということもあるので、注意しましょう。

壁掛け金物や雨どいの錆など分かりやすいもの以外は、「不要なことはやらない」ときっぱり言ったほうが良いです。

そうならないためにも、早めの改修工事をお勧めします。

壁掛け金物はサイディングの特徴を踏まえて取り付けよう!

今回は、家の外壁に使われているサイディングの特徴や、サイディングに壁掛け金物を取り付ける方法などをお伝えしました。

サイディングに穴を開けてそこに金物を取り付けることは素人でも可能なので、DIYに興味がある人はぜひ参考にしてみて下さい。

ただし、家の外壁は風雨にさらされ、時間とともに傷んできます。

サイディングが傷みだしたら早めに外壁業者に頼んで、修理してもらうようにしましょう。