bsの契約をしよう!nhkのbs放送を見るために

bs放送はアンテナが設置しているのであれば、無料で一部の放送を見ることが可能です。

ですが、有料での契約をしなければ見ることのできないbs放送もあります。

その代表的なものが、wowowとnhkのbs放送です。

今回はbs放送の見方と、4k放送についても解説いたします。

契約の前にbs放送のことを知ろう!

契約の前に、まずbs放送とは何なのかについて解説いたします。

「bs」とは「Broadcasting Satellite」の略で、和訳すると「放送衛星」です。

一昔前に言われた「衛星放送」のことだとお考えください。

この「bs」放送と対となる放送形式は、「地上波放送」です。

現在のテレビのリモコンで「地上デジタル」という表記をされている形式ですね。

「地上デジタル」、略して「地デジ」は、電波をデジタル化したもので、かつてのアナログ放送よりも高画質の映像が可能になりました。

「地デジ」という言葉が出始めた頃は、かつてのアナログ放送と比べてより鮮明な画質に驚いた方も多いのではないでしょうか。

通常の地上波放送は、テレビ局の電波を地上の中継所(電波塔など)から中継、拡散して各家庭に電波を届けることで、テレビが映ります。

電波の送信を地上の施設から行うため、「地上波放送」と呼ばれます。

これは、国営放送であるnhkも他の民放局も差はありません。

これに対し、bs放送は放送衛星を使って番組を放送します。

電波の拡散施設が地上にある地上波放送に対し、衛星にあるので「衛星放送」と呼ばれます。

bs放送を見る方法は3つ、契約なしでも一部放送は見られる

地上波放送の場合、各家庭にある端子をケーブルでテレビに繋げば電波を受信でき、テレビは映ります。

しかし、bs放送の場合、衛星から各家庭に有線で電波を引っ張ってくるというわけにはいきません。

そのため、何かアンテナを受信する方法が必要になるわけです。

方法は3つあります。

1つは、自分でアンテナを取り付けることです。

アンテナ自体の値段は、5,000円~10,000円程度です。

取り付けも自分で行うことが可能です。

ただし、自分でbsアンテナを付ける場合は、特定の角度にして受信調整することが必要なので、設置した後はきちんと映るか確認しましょう。

電気屋さんが出張取り付けをしてくれる場合もあるので、そちらも検討しましょう。

出張取り付けの工事相場は10,000~20,000円です。

2つ目は、ケーブルでbs放送を受信する方法です。

ケーブルテレビで視聴する場合、ケーブルを通す工事が必要になります。

こちらの費用は20,000円程度です。

そして、最後の1つは、「フレッツ光」のサービス「フレッツテレビ」に申し込むことです。

このように、テレビとbs放送用の端子に繋げば、民放局のbs放送は特別な契約なしに視聴可能になります。

ただし、この時点で注意しなければいけないのがnhkです。

それについては次項でご説明します。

nhkのbs放送には受信料の支払い契約が必要!

国営放送であるnhkは、地上波放送の視聴ができる世帯なら受信料を支払う契約をしなければならないのは、皆さんご存知のことと思います。

そしてこれは、bs放送にも当てはまります。

前の章でご説明した方法のいずれかでbs放送の電波を受信できるようになった時点で、nhkのbs放送も受信可能になります。

しかし、まだこの時点ではnhkのbs放送は電波受信が不完全なので、完全な画質、音声状態での視聴はできません。

ですが、そんな不完全な電波でも受信できるようになった時点で、nhkにbs放送の受信料を地上波放送と合わせて支払わなければなりません。

参考までに、2018年現在のnhkの放送受信料をご紹介します。

料金は地上波放送のみの契約と、bs放送込みの場合です(支払いが口座振替の場合)。

2ヶ月:2,520円/4,460円

6ヶ月:7,190円/12,730円

12ヶ月:13,990円/24,770円

bs放送を契約すると、受信料は約2倍になると考えてよいでしょう。

継続的に視聴予定の方は、半年、1年の一括払い制度があり、そちらは少しお得ですので検討してみてはいかがでしょうか。

そしてご存知の通り、nhkはbs放送のみの契約はできません。

放送法で、「nhkの電波を受信し番組を見られる設備を所有していれば、日本国民はnhkの受信料を払う義務がある」とされているためです。

bsの放送を受信できるのであれば、当然、地上波のnhkを見るためのテレビがあることになるので、地上波分の受信料も請求されるのです。

nhkとbs放送視聴の契約をするには

nhkのbs放送を見ることは、民放と同じようにbs電波を受信できれば可能です。

ですが、そのままでは受信料が未払いということで、nhkの徴収員が受信料の請求に来ることになります。

nhkの場合は、受信料契約をしないと画質、音声共に視聴が困難なので、視聴を希望する方は受信料契約を変更しましょう。

nhkの放送受信料に関する問い合わせ先は、以下の電話番号を参照してください。

・nhkふれあいセンター(放送料に関するお問い合わせ先)

・nhk自動音声受付サービス

この時引っ越しなどをせずに地上波放送の受信料を支払っている方は、nhkのお客様番号が割り当てられています。

電話でbs視聴を申し込む場合、このお客様番号が必要になりますので、電話をかける前に用意しておきましょう。

nhkのbs放送は高画質が自慢?

これまでの章では、bs放送を見るための方法を、主にnhkとの契約を中心にご紹介いたしました。

ところで、nhkのbs放送というと、どのようなイメージを持っているでしょうか。

「朝ドラや大河ドラマの再放送が見られる」、「スポーツ中継が多い」などのイメージを持っている方が多いでしょう。

ですが、上記のイメージに加えてあるのが、「高画質」ではないでしょうか。

一昔前のnhkのbs放送では、それを売りに宣伝をしていました。

また、民放も含めたbs放送自体が、「地上デジタルよりも高画質」を売りにしていました。

その時点でのnhkのbs放送の解像度は、1,920×1,080ドットでした。

これに対し、地上デジタル放送は1,440×1,080ドットです。

こう見ると、確かにnhkのbs放送は高画質放送ですね。

ですが、長年続いたbs放送が高画質というイメージは少し状況が変わってきています。

2018年12月に総務省が開始を宣言している超高画質放送「4k8k放送」の準備のため、bs放送は同年1月から再編が行われています。

その一環で、既存のbs放送の帯域削減(チャンネル当たりのスロット数の削減)があり、放送の解像度が変更されました。

2018年1月以降のbs放送は、WOWOWとbs11、nhk bsプレミアム1のみが以前と同じ高解像度のままでの放送です。

他のbsチャンネルに関しては、2018年1月以降は地上デジタル放送と同じ解像度で、4k8k放送開始まではこの解像度での放送が続く見込みです。

2019年以降のbs放送は4k8kの時代に!

先の章でも解説したように、208年12月より4k8k放送が始まります。

現在のフルハイビジョン(2k)に比べて4kは4倍の画素数、8kは16倍の画素数で放送されます。

この放送の対応する局は、nhkと各bs、cs放送です。

ただし、この放送は既存のテレビでは見ることはできません。

この画質での放送は、4k8kに対応したテレビか、4kチューナーを設置しなければ見ることができないのです。

では、2018年12月以降の旧式テレビでは、地デジ移行の時のように番組が映らなくなるのでしょうか。

これに関しては、視聴は可能です。

4k8k放送が始まっても、現在のハイビジョン放送である2k放送も継続するためです。

ただし、今後bs放送を視聴する場合、4k8k放送に対応したテレビやチューナーを用意した方がその魅力を存分に堪能できることは確かです。

4kテレビは、ドンキホーテなどで50インチ60,000円程度から販売されています。

ですが、通常の電器屋さんで売られる同インチ数のテレビの市場最低価格は150,000円です。

廉価の4kテレビに比べると、「画質の差もテレビによってかなり差が出る」という評価がされています。

そして最低限の4k放送が見られるようになるチューナーも最低価格が約30,000円と、こちらもbsアンテナの設置代よりも高額です。

これからbs放送の契約を検討なさる方は、その前にテレビやチューナーの買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、16倍画素の8k放送を導入予定なのはnhkだけです。

そのため、8k対応のテレビに関しては、nhkを頻繁に見る方にはお勧めですが、あまり見ない方には4kテレビで十分と言えそうですね。

これからのbs放送は4k対応!nhkを見る方は8kも検討しよう

2018年12月に向けて、bs放送は再編がなされます。

そのため、これからbs放送を楽しみたいと考えている方は是非、4k放送の視聴可能な環境を準備することを検討してみてはいかがでしょうか。

特に、nhkは8k放送にも対応するため、高画質にこだわる方にとっては期待値の高いチャンネルと言えます。