スプレッドとは?始める前に知っておきたいFXの基本知識!

FX

FXを始める上では、様々な用語やその意味を理解しておく必要があります。

その中に「スプレッド」という用語がありますが、特にデイトレードやスキャルピングといった短期売買をする場合には、必ず知っておきたい基本知識です。

スプレッドとはどのようなものなのか、皆さんは正しく理解できていますか?

そこで、この記事では、スプレッドの意味からその重要性について、詳しくご説明していきます。

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FXをする上での基礎知識!スプレッドとは?

FXには実に多くの専門用語が飛び交っていますが、その意味を理解しないままFXを始めてしまい、失敗していては意味がありません。

特に、デイトレードやスキャルピングで重要性を増す「スプレッド」は、必ず知っておくべき基本用語です。

では、FXにおける「スプレッド」とはどのような意味なのでしょうか?

「スプレッド」とは、「買値と売値の差額(買値-売値)」を指し、FX会社に支払う手数料のようなものです。

FXの為替レートの表示には、「通貨を売るときの値(BID)」と「通貨を買うときの値(ASK)」のツーウェイプライスで提示をしています。

例えば、「買値=120.110円」で「売値=120.107円」の場合、差額であるスプレッドは「0.003円=0.3pips」ということになります。

つまり、スプレッドが小さければ小さいほど、FXで利益を出すためには有利だと言えます。

このスプレッドは、取引会社によっても変わってくるので、それを踏まえた上での取引会社選びをするのが良いでしょう。

スプレッドはFXだけじゃない!外貨預金のスプレッドとは?

スプレッドはFX取引以外にも存在しており、例えば、為替取引である「外貨預金」にもあります。

銀行での外貨預金には、「TTS」「TTB」という為替手数料が含まれた2つの価格が設定され、円から外貨、外貨から円に両替する際に適用されます。

・TTS

「Telegraphic Transfer Selling」の略で、「電信売相場」と訳されます。

「円」を「外貨」に交換する際に用いられる為替レートです。

・TTB

「Telegraphic Transfer Buying」の略で、「電信買相場」と訳されます。

「外貨」を「円」に交換する際に用いられる為替レートです。

外資預金による資産運用には、預け入れ時点のTTSが基準になります。

例えば、引き出し時のTTBが、預け入れ時のTTSよりも高ければ、運用利益はプラスとなります。

つまり、外貨預金のスプレッドとは、この価格差による利益を意味し、これを「為替差益」と呼んでいます。

それに対し、引き出し時のTTBが、預け入れ時のTTSより低ければ、「為替差損」と呼ばれる損失になります。

ちなみに、このTTSとTTBの価格は、「仲値」と呼ばれる外国為替に適用する基準レートによって設定されます。

この仲値は、銀行などの金融機関によって、日本時刻の午前10時前の為替レートを基準に設けられ、例えば米ドルであれば、その仲値に±1円を加算することで、TTSとTTBの価格を決めています。

スプレッドが狭くても注意したい!FXの原則固定と変動制とは

これまでの説明で、スプレッドについて理解できたかと思います。

FXで利益を得るためには、スプレッドが重要になってくるので、取引会社選びにもスプレッドの狭さを見ることが大切です。

ただし、FX会社は提供しているスプレッドには、「原則固定スプレッド」と「変動制スプレッド」の2パターンのスプレッドシステムがあるので、その違いについても知っておく必要があります。

では、「原則固定」と「変動制」の違いとは何なのか、以下で見ていきましょう。

・原則固定

原則的には、一定のスプレッドで固定されていますが、要人発言や経済指標の発表前後などの理由によって、大きく変動する場合があります。

あくまでも「原則的」な固定であるので、注意が必要です。

・変動制

スプレッドの変動が常に考えられ、特に取引量の低い時間帯には広がる傾向があります。

スプレッドが狭い値になっていても、変動性である場合があるので注意が必要です。

以上が、「原則固定」と「変動制」の違いになります。

相場の急変によって利益を得るチャンスがあっても、スプレッドが広くてはその分利益が減ってしまいます。

FXで利益を得るには、スプレッドが狭く、かつ原則固定のFX会社を選ぶのが良いでしょう。

スプレッドが変動するのはどのような場合?

では、スプレッドとはどのような場合に変動するのでしょうか。

スプレッドの変動には、様々な要因が関わっていますが、主な変動理由についてご説明していきましょう。

・流動性

「流動性」とは、FXにおける「取引量」を指します。

まず、一般的に商品の価格というのは、供給と需要によって変動します。

例えば、供給量に対して需要が少なければ、商品の売れ残りにより価格は下がります。

その一方で、需要に対して供給量が少なければ、商品が足りなくなるので価格は上昇します。

為替もそれと同様で、取引量が多ければ価格は安定するので、スプレッドは狭くなる傾向にあります。

しかし、取引量が減れば価格は不安定になるので、スプレッドは広がりやすくなるのです。

・経済指標発表前

重要な経済指標の発表前には、スプレッドが広がりやすくなります。

特に、注目されている米国雇用統計は、発表前から取引量が減るため、流動性が低くなる傾向にあります。

上記の2点は、スプレッドが広がりやすくなる主なポイントです。

これら以外にも、災害や戦争、金融危機などによる有事によって相場が荒れた場合、スプレッドが何倍にも広がる場合があるので注意が必要です。

スプレッドで発生する取引コストは?計算して算出する

これまでに、スプレッドとは何なのか、そしてその変動ついてもご説明してきました。

では、実際にスプレッドを使ってコストを算出するには、どのような計算方法をすれば良いのでしょうか。

その算出方法についてご説明していきましょう。

まず、例えば米ドル/円の為替レートで、買値が「120.000」、売値が「120.003」の場合、そのスプレッドは0.003円(0.3銭)です。

この為替レートで1万ドルを取引する場合、新規建玉時と決済時の往復分手数料を計算してみます。

【新規建玉時】

120.000(買値)×10,000=1,200,000円

【決済時】

120.003(売値)×10,000=1,200,030円

【スプレッド】

1,200,030(売却した値)-1,200,000(購入した値)=30

上記の計算から、1万ドルの取引では30円の手数料が発生し、スプレッドとしてFX会社に支払うコストになるというわけです。

スプレッドを使った計算方法は簡単に行えるため、上記を参考に是非行ってみてください。

約定力の高さにも注目!取引会社をうまく選ぶために

取引するFX会社を選ぶ際、ただ単にスプレッドだけで選べば良いわけでなく、「約定力の高さ」を見る必要もあります。

と言うのも、スプレッドの狭さを謳っていても、約定力が低くスリッページが頻出する取引会社もあります。

スリッページとは、「注文した価格」と「実際に約定された価格」の「差額」を指します。

また、「約定」とは、売買が成立することを指し、約定力の高さは「注文を成立させる力の高さ」を意味します。

約定力が低いFX会社の場合、注文の殺到や相場の急変によって、サーバーが処理できなくなることでスリッページが起こります。

そうなってしまうと、注文した価格と約定された価格に大きな開きが生じてしまい、余計なコストがかかってしまうのです。

また、トレーダーにとって不利なレートで約定することが多くなるため、結果的には損失に繋がる場合もあります。

そのため、特にスキャルピングやデイトレードなどは、短時間に何度も取引を行うので注意が必要です。

したがって、このような無駄なコストを避けるためには、約定力の高い会社を選ぶことも重要です。

FXで利益を得るために

FXをする始める上では、スプレッドに対する十分な理解をしておく必要があります。

スプレッドが狭いほど、得る利益は大きくなりますから、できるだけスプレッドの狭い取引会社を選ぶのが良いでしょう。

しかし、ただ単にスプレッドの狭さだけで取引会社を選んでしまうと、変動制や約定力の低さで足元をすくわれる場合があるので、見極めながら選んでください。