【賃貸の悩み】テレビのアンテナ線が接続できない!対処法

テレビのアンテナ線については、引っ越し前に確認できることなのですが、「まさかテレビが見られないわけないよな」と思って契約してから気が付く、ということもあります。

どうしたら、見ることができるのでしょうか?

また、「説明がなかった場合に契約を取り消せるの?」「テレビが急に映らなくなったらどうするの?」といった疑問にもお答えします。

テレビのアンテナ線をつなぐところがなかったら

引っ越したアパートやマンションの部屋に、テレビのアンテナ線をつなぐアンテナ端子がなければ、テレビを見ることは困難です。

引っ越し前に下見していれば気が付きますが、見落としてしまうこともあるかもしれません。

では、アンテナ端子がないと、テレビは絶対に見られないものなのでしょうか。

この答えは、ケースバイケースになります。

もし、その地域の電波が強く飛んでいるのであれば、室内アンテナを立てても見ることはできます。

ただ、電波が弱ければ、当然ながら移りません。

また、ひかりTVなどに加入してみたり、電力会社が有料で契約しているケーブルTVで、見ることもできる可能性があります。

ですが、契約料がかかってしまう、というのはイタいですよね。

それが嫌なら、あきらめるしかありません。

賃貸契約を結ぶ前には備え付けのものについて、きちんと確認しておきましょう。

アンテナ端子がない部屋でテレビを見るには

次に、アパートの部屋にアンテナ端子があって、別の部屋で見たい場合です。

アンテナ端子がない部屋ではアンテナ線をつなげないから見られない、と思っている方も多いですが、方法はあります。

まず、見た目がすっきり見えて、アンテナ線につまずく危険性のない方法をご紹介します。

それは、無線LAN経由で、テレビを見ることです。

「ピクセラ PIX-BR310L」などのような無線LAN機器を使えば、無線LAN対応のテレビに買い替える必要もありません。

価格も、だいたい1万円くらいで購入できます。

大きさも程よく、場所を取りません。

画質は、通常の電波と比較すると劣りますが、ポータブルテレビ感覚で使えます。

地上波だけではなく、BSやCSも見れますし、番組表も出るので便利ですね。

これで、その部屋にアンテナ端子がなくても、テレビを見ることができます。

アンテナ線を引っ張ってテレビを見る方法

アパートの部屋にアンテナ端子があって、別の部屋で見たい場合の方法として、もっと一般的なのは、分配器を使うことでしょう。

分配器で1つのアンテナ端子を2つにして、アンテナ線を2つ引くことができます。

その1つを、違う部屋に引いていって、テレビを見る方法です。

ただ、先ほどの方法同様に、映りに関しては、やはり劣る可能性があります。

分配することによって、電波が弱まりますので、仕方のないことかもしれません。

この解決策としては、ブースターを使ってみたりすると、映りが良くなることもあります。

また、その他のデメリットとして、アンテナ線が長く伸びていて見た目が気になるかもしれませんし、つまずいて転ぶかもしれません。

しっかり壁をはわせたり、床に固定するなどして、安全な状態にしておくことがおすすめです。

この時に使える便利グッズは100均や電気屋さんでも売っていますので、コードを購入する際に一緒にゲットしたいですね。

アンテナ端子がない部屋でもパソコンで見られる

アンテナ端子がない部屋でアンテナ線を使わないでテレビを見る方法としては、「パソコンで見る」ということも挙げられます。

画質はあまり良くありませんが、USB式ワンセグチューナーを使ってパソコンで見るのです。

パソコンをお持ちの場合は、費用もかかりませんし、手軽に試せる方法ですね。

上記でご紹介した方法と比較検討して、予算なども考慮した上で1番良い方法を選んでみてください。

どうしても画質にこだわりたいのなら、アンテナ端子の増設、ということになってしまいます。

賃貸アパートやマンションでは難しいですよね。

ちなみに、アンテナ端子の増設工事の費用は5,000円~数万円くらいで、工事内容によっては高額になることもあります。

部屋数が多いと、1部屋だけ増設するというわけにもいきませんし、高額な費用がかかってしまいます。

古いアパートで、家賃も安かった場合には、増設をお願いしてもおそらく脈はないでしょう。

テレビのアンテナ線をつないでも見れなかったら?

アンテナ端子がなくてアンテナ線を接続できない場合のテレビ視聴方法をお伝えしてきましたが、まれに、アンテナ端子のようなものが下見の際に確認できたのに、実際には使えなかった、ということも起こります。

契約して引っ越した後にアンテナ端子につないでみてもテレビが映らなかった場合は、契約書をしっかり確認したか思い出してみましょう。

付属設備として、テレビがない場合は、テレビが見られない物件だった、ということかもしれません。

大抵の場合は、テレビが映るようになっているものなので、管理会社から事前に聞かされていなかったというのは、問題がないとは言えませんが、契約違反ということにはなりません。

「テレビを見られるようにする義務」も管理会社やオーナー(大家さん)には、ないことになります。

衣食住とは違い、テレビがなくても生活に直接的な影響はありません。

それでも、もしかしたら契約書の不備で本当は見ることができる可能性もありますので、管理会社に聞いてみると良いでしょう。

「アンテナが付いていなくてテレビは見られない」と言われたら、残念ですがあきらめるしかありません。

ただ、もしかしたらケーブルテレビくらいは見られるかもしれませんので、確認してみてください。

テレビが急に映らない!相談するのはどこ?

テレビのアンテナ端子が無い場合のテレビ視聴方法や、アンテナ線以外で見る方法などを、くわしくお伝えしてきました。

最後に、アパートなどに住んでいて、しっかりとテレビのアンテナ線はつないであるのに、急にテレビが映らないトラブルが発生した場合の対処法を見ていきましょう。

管理会社によっては、すぐに対応してくれずに対応が遅い場合もありますが、テレビ好きな方にとっては由々しき事態ですよね。

この場合ですが、実は管理会社には「電波障害の対応義務」がない場合があります。

オーナー(大家さん)と管理会社との業務委託契約の中で、「電波障害について適切に処理する」という項目がなければ、責任はオーナーにあります。

管理会社からオーナーに話は伝わっていると思いますが、再度、連絡をお願いしてみて、それでもさっぱり対応してくれない場合は、直接話せるか、確認しても良いかもしれません。

また、映らないのが自分の部屋だけかどうかも確認できると良いでしょう。

周りの部屋も同じ悩みをかかえていれば、オーナーとも話しやすいことでしょう。

もしかしたら、管理会社の連絡が遅れている可能性もありますので、まずは冷静に話し合う姿勢を見せることが大切ですね。

アンテナ端子がない部屋でもテレビは見られる

テレビのアンテナ端子がアパートのどの部屋にもない場合は、室内アンテナなどを検討すれば、見られる可能性はあります。

また、1部屋だけにアンテナ端子があり、別の部屋で見たいのなら、無線LANを使ったり、パソコンで見たり、分配器を使う方法もありますね。

どの場合でも、お金がかかってしまいますので、契約前にはよく確認しておくことが重要です。