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ドヤ街「山谷」は東京にある!山谷の治安って一体どうなの?

2018.6.12

大都会の東京に憧れて上京してくる人は、後を絶ちませんね。

みなさんは「山谷」と呼ばれる街をご存知ですか。

東京のスラム街とも呼ばれていたこの街は、日雇い労働者が肩を寄せ合って暮らしていた街として有名だったのです。

過去・現在の山谷の治安について調べてみました。

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東京都23区の治安

遊びに行ったり、安全で快適に暮らせる街を探すポイントとして、治安が良いことはとても重要ですよね。

治安の良さが、街の価値とも比例します。

そこで、東京都23区の中で治安が良い、悪い区について調べてみました。

その判断は、犯罪が発生する確率からしています。

犯罪に合う確率が高いのは、上から豊島区、台東区、渋谷区、新宿区といずれも、池袋、上野・浅草、渋谷・原宿、新宿といった繁華街がある街でした。

また、葛飾区、足立区、江戸川区といった東京の東側も、確率は高いですね。

以前は町工場が多く、ブルーカラー要素の強そうなイメージの江東区や大田区は、犯罪発生率が低いです。

治安が良い区には、歓楽街要素の無い銀座、丸の内、品川などが該当します。

東京都23区の中で最も治安の良い区は、文京区です。

人気があるのも納得できますよね。

しかし同じ区でも、街ごとに雰囲気は変わってきます。

ですから、実際に遊ぶ場所や住む場所を選ぶには、その街の状態について詳しく知っておくことが重要です。

次項からは、東京都台東区北東部にあった地名の「山谷」について詳しくみていきましょう。

東京の山谷は日本三大ドヤ街

大阪のあいりん地区、横浜の寿町と並んで、日本三大ドヤ街の一つの東京の山谷地区。

「ドヤ」にはどんな意味があるのか、ご存知でない人もいますよね。

ドヤ街のドヤは「安宿」の意味です。

「宿」を後ろから読むと「ドヤ」になりますね。

このことに由来しているそうです。

安宿の多さから、住む場所がない日雇い労働者が多く集まるようになりました。

そうして、ドヤ街や寄せ場と呼ばれるようになったのです。

1960年代以降には警察官との間で数千人規模の暴動が複数回発生したり、暴力団による殺人事件も起こりました。

当時の山谷の治安は、決して良いとは言えなかったのです。

高度成長期時の山谷の治安については、次項で詳しくお話しますね。

最近では、労働者の高齢化から日雇い労働者の数が減少し、福祉の街へと移り変わってきています。

また、2,000年以降は、ドヤの宿泊費用相場が2,000円という激安価格であることから、外国人に人気があります。

現在、東京に「山谷」という住所はありません。

台東区から荒川区にまたがり、現在の住所で言うところの清川~日本堤~東浅草付近です。

JR南千住駅や都電荒川線三ノ輪駅から、歩いて約10分で行けます。

特に、泪橋の交差点から、東浅草二丁目の交差点の間が、日雇い労働者が多く住んでいる場所であり、簡易宿泊所の他にも食堂や酒場、ボランティアを行う団体の建物や福祉施設などが多く集まっています。

高度成長期時の東京の山谷の治安

東京の山谷に行くには、JR南千住駅から歩いて行くのがおすすめです。

南千住駅周辺には、江戸時代の小塚原刑場や、鼠小僧次郎吉の墓のある回向院が近くにあります。

昔あった出来事に興味深い人は、訪れてみたくなりますよね。

南千住駅周辺は、再開発によって清潔で整頓された空間となっています。

高層マンションも立ち並び、交通の便の良さからも人気が高いです。

そんな場所から山谷地区は、歩いてわずか約10分のところにあるのです。

吉野通りは交通量も多く、東京ならどこにでもある街並みです。

しかし、裏道を歩くと「ドヤ街」の名前の由来になった簡易宿所が密集しているのです。

「ドヤ」とは「宿(ヤド)」の逆さ言葉であると同時に、「人が住むところではない」という自嘲的な意味も込められていました。

戦後から高度成長期において、沢山の労働力が必要となりました。

簡易宿所は、道路工事や建設工事に従事する、日雇い労働者が居住していたのです。

日雇い労働とは、今でも使われている「3K」を代表するような仕事でした。

3Kとは、きつい、汚い、危険を表します。

いわゆる、あまり人がやりたがらないブラックな仕事内容だったのです。

そうなると、なぜか荒っぽい人々が多く集まってきます。

そんな場所に、人集めの暴力団組織や、労働闘争しようとうする左翼活動家が入り込んできました。

実際に山谷でも、暴動や殺人事件が何度か発生しています。

「日本堤交番」は交番とは思えないほど大きなもので、マンモス交番と呼ばれていました。

それほどまでに多くの犯罪があったということが、想像できます。

命の危険を感じるような場所に、家族と住むのは無理ですから、治安が悪いと言われていたとしても不思議ではないですね。

現在の山谷の治安

前項でお話したように、かつては山谷地区で暴動が起きたりして、東京の中でも治安が悪い街とされていました。

しかしながら近年は、山谷地区の雰囲気がだいぶ変化してきたのです。

現在の山谷の治安を統計的に見ていきましょう。

●犯罪の発生数、発生率ともに低くはないが、想像よりも高くない

●圧倒的に男性が多い

●万引き、自転車の盗難が多い

以上のような特徴があります。

残念ながら山谷地区がある台東区が、治安が悪い区の上位なので、治安がとても悪い、というイメージを持っている方も多いと思います。

しかし、みなさんが思っている以上に、犯罪発生数自体は少ないのです。

統計結果からすると、治安はそこまで悪くはないのですが、実際に街を歩いてみると、やはり独特のドヤ街の雰囲気を感じます。

昼間からおじさん達が道路上でお酒を飲んで宴会をしていたりなど、東京の他の街ではあまりない空気感が漂っています。

男性が多いので、特に女性が裏道を一人で歩いたり、夜遅くに出歩くことはしないほうがいいかもしれませんね。

山谷は治安の悪さから高齢化へと変化

昭和~平成と、時代は変わっていきます。

高度成長期に、一生懸命労働してくれていた日雇い労働者達も、高齢者となりました。

当時は荒っぽかったとしても、高齢になると、若い時のような勢いを維持するのは、体力的にも厳しいのが現実ですよね。

この山谷街の問題も、「暴動」や「治安の悪さ」から「貧困」と「高齢者福祉」へと変化しています。

実際に山谷街を歩いてみると、そこに感じるのは、切なくなるくらいの行く当てのない高齢化でした。

年齢を重ねてもお酒は必需品なようで、酒屋の看板を沢山目にします。

道路上で簡易的な酒場を作り、宴会が行われることもあります。

宴会で楽しんでいる姿を見るのは、平和な世の中になったなと穏やかな気持ちでいられます。

しかし、あまり見たくない現実もそこにはあったのです。

それは、高齢者が道端にダンボールを並べて、その上に蒲団を敷いて寝ている姿です。

今まで苦労して日本を支えてきてくれた人達が、寒空の下、凍えているのです。

貧困と高齢化の問題は、他人事ではないだけに胸が痛みます。

東京の山谷地区だけでなく、大阪のあいりん地区、横浜の寿町のどれもが、高齢化の深刻な問題を抱えています。

誰もが最低限の生活ができるようになることを、願わずにはいられません。

山谷は訪日外国人バックパッカーの宿泊地

近年の東京山谷地区は、バックパッカーの街として知名度をあげています。

バックパッカー(backpacker)とは、低予算で国外を個人旅行する旅行者のことをいいます。

バックパック、いわゆるリュックサックを背負って移動する人が多いことから、この名前がつけられたそうです。

従来の旅行者とは明確な違いがあります。

それは、移動に公共交通機関を使用する、ユースホステルや安宿を好む、世間的な休暇よりも長い期間に亘る、バックパックを使う、観光地を見るだけでなく、地元の住人と積極的に触れ合うことなどが挙げられます。

訪日するバックパッカーの外国人の旅行者達は、少しでも安い宿を求めています。

そんな時に白羽の矢が立ったのが、山谷の簡易宿所なのです。

宿泊費が安くても、清潔感は担保されています。

バックパッカーの外国人は基本的に、宿に帰って寝るだけなので、清潔な場所で寝ることができるだけで満足なのです。

バックパッカーの外国人客をターゲットに、山谷のドヤは、バックパッカー向けに改装したり、朝食サービスを行うなどしています。

また、外国人だけでなく、ビジネスや就活のために上京する人たちにとっても、山谷のドヤは使いやすいものとなっているのです。

宿泊費用が安いのも魅力ですが、浅草には徒歩で行け、上野・秋葉原・築地・銀座・六本木などに日比谷線1本で行けるのも人気の秘密かもしれませんね。

山谷=治安が悪いと昔の負のイメージが未だに強いようですが、実際は街の人も親切です。

治安が悪いと決めつけて、街の住人を差別や偏見の目で見るようなことは、絶対にしてはいけません。

山谷は若者や外国人向けの安宿のある町

大正・昭和の時代が色濃く残っているドヤ街「山谷」。

街は清潔で、若者や外国人が簡易宿泊施設を利用するケースも多く見られるようになってきました。

賃貸投資をしようと考えている人は、今後さらに変化を遂げていくであろう山谷地区を狙うのも、一つの手ではないでしょうか。

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